測定器に関する様々な疑問を解決

測定器の中古購入は本当にお得?

測定器や計測器を導入する際、新品の購入ではコストがかかるため、中古での購入を検討している企業も多いのではないでしょうか。しかし、精密さが要求される測定器の購入は、単に安さだけで決めると失敗する場合もあります。中古で測定器を購入する場合のメリットとデメリットについて調べました。

 

中古測定器とはどんなもの?

測定器というのは、振動、圧力、粒子の細かさなど、空間や対象物の様々な数値を測定する機械の事です。測定する対象や目的に合わせて、測定器の種類も数多くあります。製造業界では特に測定器は欠かせない存在ですが、建設現場や医療現場など、幅広い場所で測定器は活躍しています。

 

中古測定器とは、使用したことのある測定器の事です。1回でも測定に利用すれば、その測定器は中古測定器となります。そのため、中古測定器だからといって、使い古された測定器ではない場合もあります。測定器というのは用途によっては頻繁に使うものではないため、中古品として再利用する事で導入にかかるコストをトータルで抑えることが可能です。

 

しかし、測定器を導入する際は使用目的や方法だけでなく、精度の面でも機械によって様々な違いがあります。そのため、適切な測定器を中古で購入するためには、導入するのにふさわしい測定器であるかきちんと調べる必要があります。

 

企業が中古測定器を選ぶ理由とは?

中古測定器は、実に様々な種類があります。騒音測定器や粉じん計、オシロスコープなどをはじめ、一般的に利用されるものから研究室や開発で使われるレベルの精密なものまで、用途に合わせた測定器を選ぶことができます。ただし、中古の測定器は基本的に同じ在庫が存在しないので、目的に合わせた測定器を見つけるのが難しいという点があります。

 

しかし、それでも中古測定器を導入したいと思うのは、やはり中古の方が新品に比べて安く測定器を導入できるからです。確かに新品に比べて中古品は値段が安く、数千円から、場合によっては数万円も値段が下がります。そのため、できるだけ安く買いたい方や、頻繁に測定器を利用しないのであれば、中古の測定器を導入するメリットはあるでしょう。

 

中古品を導入するメリットとデメリットとは

前述したとおり、中古品を購入する最大のメリットは価格です。また、測定器は一回でも使えば中古品です。そのため、タイミングがよければ、ほとんど使っていない状態の測定器を中古で安く手に入れられるのです。

 

しかし、価格が安い一方で、中古品の測定器には意外とデメリットが多くあります。まず、中古品を購入する際には中古業者の在庫の中から選択する必要があります。新品であれば在庫を取り寄せることも可能ですが、中古の場合、基本的に商品は在庫限りです。そのため、使いたいときに在庫がない、選択肢が少ないというのは中古品にはよくあることです。

 

また、安いと思われている中古品の価格も、メンテナンスや保守契約などの費用を考えると、意外と費用がかさむ場合があります。中古の場合は新品以上にメンテナンスや校正が欠かせません。そのため、中古の測定器を購入する場合は、メンテナンスや保守に関する点もしっかり確認しておきましょう。特に、保障の有無は重要です。中古測定器には保証期間が設定されている場合が多いですが、保障内容や期間によっては、修理や交換に余計な費用が発生してしまうこともあります。

 

中古測定器よりレンタルの方がお得?

中古測定器は、場合によっては新品の購入と同じか、それ以上の費用がかかってしまう場合もあり、必ずしも安いとは言えません。そのため、安く測定器を導入するなら、レンタルを検討してみるのもいいでしょう。

 

最近では測定器のレンタルを行っている業者も多く、選択肢も増えてきました。レンタル業者なら、常に在庫も豊富で、目的に合わせた測定器をアドバイスしてくれるので、用途に合わせた測定器をすぐに手に入れることができます。レンタルの費用や期間はそれぞれの業者によっても違いますが、使用する期間が決まっているのであれば、レンタルの方が費用も抑えられてお得です。

 

レンタルで扱っている測定器は中古のものになりますが、それぞれの業者できちんと校正やメンテナンスがされているため、自社で中古品を購入するより品質の安定したものを借りられるというメリットがあります。

 

レンタルと比較すると中古の測定器を導入するメリットは少ない

測定器は、機械を購入すれば終わりではなく、その後も使い続けるためにはメンテナンスや校正が必須です。中古の場合は万が一故障があった場合にパーツが残っていないということも多く、長く使い続けるには不向きです。

 

そのため、コストを抑えて測定器を導入するなら、必要な時に必要な期間だけ目的に合わせた測定器を選べるレンタルの方が、圧倒的にメリットが多いと言えるでしょう。最近ではレンタル業者も増えてきたため、サービスも向上しています。自社の目的に合わせて、中古品の購入かレンタルか使い分け、導入コストを削減しましょう。

 

 

レンタル計測器を利用すれば校正のコストが軽減できる?

測定器や計測器には欠かせない校正の作業ですが、万が一校正を行った際、評価が基準に達しなかった場合はどうしたらいいのでしょうか。業者に校正を依頼した場合の対応など、校正が不適合だったケースでは、状況に応じていくつかの方法があります。また、校正のコストを軽減するために役立つレンタル計測器についてもご紹介します。

 

測定器の校正を業者に依頼するべき理由

校正業務は社内でも可能ですが、自社校正を行う際には設備投資が必要です。また、校正の知識を持った校正士が作業を行う必要があり、校正の手順に沿って厳格な基準を守って作業を進めないと、正しい校正とは認められません。そのため、自社校正よりも、受託校正サービスに計測器の校正を依頼する会社が増えています。校正を行うためには、1つの計測器に対してそれぞれ基準値を計る設備が必要になるので、あらゆる計測器を有している企業にとっては、自社での校正は非常にコストがかかるのです。

 

校正によって不適合が認められた場合の対応とは?

校正とは、計測器や測定器が規格基準値に適合しているかを判断する作業です。校正は定期的な周期で行う必要があり、万が一不適合があった場合は、測定器を使った診断の正確性が証明できなくなってしまうため、常に正しい基準値を維持している必要があります。

 

校正によって基準値と実際の数値に不適合があった場合、ISO9001では計測器の不適合時の製品への影響評価が求められます。そのため、測定器の不適合によって製品への影響がないという証明が必要になります。

 

製品への影響がないことの客観的な証明を出すのは難しいですが、まずどれくらいの校正外れが発生しているかを確認するため、校正証明書は発行してもらうべきでしょう。その後、製品の合否判定基準や、仕様書の基準と照らし合わせたうえで、製品の基準に校正外れの影響がない事を証明するのが一般的です。

 

校正が不適合だった場合の測定器のメンテナンス

校正が不適合だった場合、その測定器が自社の持ち物であれば、これから使い続けるためにはメンテナンスや修理が必要になります。校正業者でもメンテナンスや修理を受け付けているところがありますが、調整が不可能なものはメーカーでの修理対応になります。修理や調整を行った後は、測定器が基準値に適合しているか確認するため改めて校正を行い、校正証明書を発行してもらうことが必要です。

 

不適合の度合いによっては、メンテナンスや修理では対応しきれない場合があります。そうした場合は、残念ながら測定器の廃棄が必要になります。この時、測定器を廃棄する直前の校正データは証明書を残しておきましょう。

 

http://www.measuring.jp/

 

煩雑な校正業務を軽減するためにはレンタルがおすすめ

最近では、計測器を自社で購入するのではなく、レンタルで利用するのも一般的になってきました。計測器のレンタルがユーザーに受け入れられている背景には、主に計測器の多様化が大きく影響しています。計測器は、開発や製造だけでなく、日常のあらゆる現場でさまざまな種類のものが導入されています。対応する計測器の種類が増えれば増えるほど、校正やメンテナンスなどにかかる維持費は増えていきます。

 

計測器のレンタルが普及したのは、煩雑化する計測器の管理やメンテナンスを軽減したいという企業からの支持を得ているのが大きいと言えます。レンタルであれば、メーカーや種類を問わず、様々な種類から目的に合わせた計測器を必要な期間だけ借りることができるため、コストの削減になります。また、校正などもレンタル業者が定期的に行っているため、
常に正確な基準値に沿った測定器を利用することが可能です。

 

万が一測定器が壊れてしまった場合、自社で購入した測定器の場合は修理やメンテナンスの費用がかかりますが、レンタルの場合は保障制度に加入することがほとんどのため、事故などの場合でも免責額のみの負担で済みます。常に最新の計測器を利用できるというメリットは、レンタルならではです。

 

測定器のレンタルを利用する際のポイント

校正の手間を省き、コストを抑えるために測定器のレンタルを利用するなら、できるだけ取り扱い機種が多く、対応が早いレンタル業者を選ぶ事が大切です。また、使用用途に合わせたレンタル機材を提案してくれる知識を持ったオペレーターがいれば、安心してレンタル機材について相談ができるため、測定器を初めて利用する方にも便利です。費用は期間に応じて設定されていますが、基本的には数日間の短期レンタルは多少割高になっています。ただし、測定器を購入するよりは安価に抑えられるので、検討の余地は十分にあるでしょう。

 

その他、常に最新の機材を増設しているかというのも大切なポイントです。測定器は日々進化しており、種類も増えています。そうした新しい製品情報を常にキャッチして顧客のニーズに対応できるレンタル業者は、良いレンタル業者と言えるでしょう。そのため、ホームページなどに入荷状況が随時表示されているなど、新製品の情報に敏感なレンタル業者を選ぶのがおすすめです。