振動計の活躍する場所とは?

振動計の活躍する場所とは?

振動計は、あらゆる現場で活躍する機械です。しかし、用途が広いためどのような場所で活躍するかというのは詳しく知られていません。計測器の中でもメジャーな存在である振動計の役割や選び方についてご紹介します。

 

振動計が導入されている現場はさまざま

振動計は、幅広い分野で利用できる測定器です。製造業だけでなく、工業分野や建築業など、あらゆるところで振動計が活躍しています。振動を計るという作業は、機械や建物の設備を診断するだけでなく、製品開発においても非常に重要な項目です。

 

設備診断に振動計を使用する理由とは?

機械を動かすには、モーターなどの動力源が必要です。しかし、モーターなどの部品は使用するにつれて劣化していくのは避けられません。基本的に動力源というのは機械の内部にあることが多く、目で見て設備の診断や経年劣化を測定するのは難しい事がほとんどです。
この時に役に立つのが、振動計です。振動計によって、機械の振動を測定し、正常な状態の振動と比較する事によって、設備の状態を診断します。
設備の状態を維持するためには、振動計の存在が欠かせません。

 

 

 

製品開発にも役立つ振動計

振動計と製品開発はあまり結び付かないように思われがちですが、実際は製品開発の現場でも振動計は大いに貢献しています。
たとえば、製品から出る振動が大きければ、操作時の不快感や騒音につながる可能性があります。製品のクオリティを上げてクレームを防止するためにも、消音化などの面で振動計は非常に役立ちます。
振動計が生まれるまでは、振動を測定するには感覚に頼るしかありませんでした。しかし、振動計が開発されたことで、これまで数値化できなかった振動をわかりやすい形で測定することができるようになったため、製品開発に大きな効率化をもたらしたのです。

 

振動測定は本当に必要なのか

機械の設備診断や製品開発に欠かせない振動計ですが、必ず振動測定が必要なのかといえば、そうとは限りません。しかし、振動計を使って振動を測定する作業を定期的に行っていれば、問題を早期に発見できるという大きなメリットがあります。振動の変化というのは、目に見えず、人間が感知しにくいものです。振動計を利用すれば、目に見えない機器の摩耗や製品の不具合を振動によって素早く察知することができます。メンテナンスの手間を省き、製品開発を効率化するためには、振動測定を行う方が結果的に企業にとってはメリットが大きいのです。

 

振動計を導入するメリットが知りたい

測定器というのは非常に高価で保守費用も掛かるイメージがありますが、振動計はそれほど導入コストがかからないというメリットがあります。
また、レンタル業者でも振動計の種類は多く取り扱っていることが多く、必要に応じてレンタルを利用すれば、費用を限りなく抑えて振動計を利用することができます。

 

振動計は、簡易診断から精密診断まで幅広い診断が可能です。機械の取り付けも簡単なので、手軽に導入できることから、メンテナンスコストの削減にぴったりです。
振動計による定期的な測定を行えば、早い段階で異常を察知できるため、機械のメンテナンスにかかる手間や費用を軽減できます。振動計を導入する事で、導入コスト以上の大きなリターンがあると言っていいでしょう。
また、振動を計測して数値化する事で、設備や製品の状態管理がよりわかりやすくなり、作業の効率化にもつながります。

 

使用する場面別の振動計の選び方

振動計を選ぶ際は、どういった場面で使用するかによって、測定器の種類も変わってきます。購入する店やレンタル業者に事前に確認して、どのような測定器が目的に一番合っているのか調べておきましょう。目的にあった振動計を導入し、機械の故障を未然に防ぐことができれば、利益損失を最小限に抑えられます。

 

振動計は、機械や製品などの定期的なメンテナンスに使いたい場合と、常に振動値を計りたい場合では使いやすい測定器も異なります。まず、定期的なメンテナンスを行いたい場合、手軽に導入できるのはハンディタイプの振動計です。モーター診断やシャフトの振動測定に利用できる振動計のほか、公害用の振動レベルを測定できるものなどがあります。設備の点検評価にハンディタイプの振動計を利用する場合は、それほど緊急性が高くない設備に利用するのがおすすめです。例えば、故障や不具合があったとしても、修理や交換するコストの方が安い機械などは、ハンディタイプの振動計での簡易計測で十分です。

 

また、製品の管理などで常に振動値を計測する必要がある場合は、設備状態の管理の仕方によって種類を選べます。たとえば、大型設備の定点観測を行う場合は、多チャンネルタイプの接触式振動監視装置などの導入がおすすめです。特に、故障や不具合が即生産停止などにつながる高圧コンプレッサーや発電機などの重大な機会は、常時監視方式の高性能タイプが向いています。

 

どのタイプを選ぶにしても、導入前に必ず専門家のアドバイスを受けましょう。